新たな挑戦。農業のこと

記者コメリさんは、農業にも力を入れていらっしゃいますよね。

伊藤はい。コメリの使命として、遅れている分野の流通を近代化するということがあります。「衣」や「食」の分野はだいぶ安くていい物が手に入るようになりましたが、「住」や農業の分野はまだまだ遅れているのが現実です。

記者具体的には、コメリさんが野菜作ったりされるんですか?

伊藤というよりは、安くていい肥料や農薬をご提供したり、「農業アドバイザー」という専門家をお店に配置して技術的なアドバイスをしたり、インターネットでの販路拡大の支援をしたりといったバックアップがメインです。

記者なるほど、そういうことなんですね。今の就職を考えている学生は安定志向が強くなっていて、公務員は人気があるけれど、農家はその対極にあると思うのですが……。

佐田たしかに農業の高齢化は進んでいて、平均年齢67歳と言われています。私たちは、まず農家の収入を増やすこと、農業を儲かる産業にしないといけないと考えています。不安定で儲からない、それじゃ若者は農家になろうと思わないですよね。

記者はい。例えば、天候に左右されるという不安定な要素を省くために、ドームのような安定して農業ができる環境を作るとか……。

佐田設備費を回収できるだけの儲けを出さないといけないから、なかなか現状では現実的ではないかもしれないけれど、将来的に農業が儲かるようになって安定した環境ができればいいですよね。

WEBサイトやパンフレットからはわからない人柄や雰囲気を感じることも大事!

農業に興味があって入社したんですか?

記者ちなみに皆さん農業に興味があって入社された方が多いんですか?

伊藤じゃあ一人ずつ答えていきましょうか。私は、実は実家が農家なんです。ただ、元々コメリを知っていたわけではなくて、就活の時に、最近あちこちにできているコメリって農業に力を入れているらしいよというのを聞いて、コメリで働くことが間接的にでも親のサポートになるんじゃないかと思って、入社を決めました。

高本私も特殊な例かもしれないですが、農学部出身で土いじりが大好きなんです。それにしゃべるのも好きで、ジーッと座っているのは性に合わないと思っていて。コメリ、ぴったりじゃん!って(笑)。

記者業務内容は直接農業に関わっていなくても……?

高本そうですね、今は総務にいますけど、総務って従業員みんなのサポートをする仕事なんです。仕事はサポートがないと回らないので、すごく間接的にですけど農業を育てたり良くしていく仕組みに携わっていると思って働いています。

記者なるほど。

石田僕は入社前は農業への興味はそれほど……。それよりも、経営理念への共感が強かったですね。若手でも任せてもらえる、成長できる環境に惹かれました。入社2~3年で店長になれたり、お店以外にもジョブ・ローテーションでいろいろな仕事ができるのが魅力的でした。

記者今は、農業への興味はどうですか?

石田入社後園芸担当になって入り込んでいった感じですね。野菜や花の苗の仕入れは、店長にも裁量権があるので、自分が仕入れた植木や苗を褒めてくださるお客様がいたりして楽しくなっていきました。

佐田私は、農業、園芸、建築資材全く興味なかったですね。

記者え!意外です!

佐田それよりも、石田さんと一緒で、経営理念にシビれたというか、自分の考え方と合っているなと思って。ここだったら頑張れるなと思ったんです。22年間、辛いこともありましたけど、頑張れる理由は根本的な考え方が合っているからだと思います。皆さんも、是非いろいろな会社を見てそう思える会社を探してください。

コメリ佐田様、伊藤様、石田様、高本様、本日はありがとうございました!!

取材先企業様

株式会社コメリ

  • 事業内容ホームセンターおよびハード&グリーンのチェーンストア経営
  • 資本金188億2百万円
  • 本社新潟県新潟市南区清水4501-1
  • 店舗数全国1180店舗
  • 新卒採用サイトhttp://www.komeri-recruit.jp/
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