安曇野食品工房×学セン学生記者 【安曇野食品工房株式会社】ワクワク!工場見学in山梨【企業秘密満載!商品開発と製造】
インスタ映え人気でますます人気のタピオカドリンク! もちもちして美味しいですよね。コンビニでも気軽に買えるし。そのコンビニのタピオカドリンクや小腹を満たすスウィーツ飲料・デザート・ヨーグルトを一挙に手がけ全国に販売する企業が、今日の取材先だという!
新宿から、特急あずさに乗り込み到着したのは秋晴れの空気が気持ちいい山梨県・韮崎駅。
ワクワク!
八ヶ岳を臨む安曇野食品工房の山梨工場! ピカピカの建物。
本日はよろしくお願いします!
食品工場の安全管理は半端ない!
工場見学にあたり、浴野(えきの)工場長、品質管理室・末廣室長とご挨拶。
本日はよろしくお願いします。小学校の時の社会見学を思い出してドキドキします。
よろしくお願いします。この工場は2016年に改築・増築をした新しい工場です。ここでみなさんにお馴染みのタピオカドリンクなどを製造しています。
全体的に清潔な雰囲気です。
異物混入は最も恐れること。厳重な衛生管理に驚かれるかもしれませんね。では準備しましょう!
うっわ!これは完全防備!
足裏ペタペタ、専用の靴に履き替えて……。
うわ、これが噂のエアシャワー!
ここまでするのか! これ以上の清潔は考えられない……。
厳重な衛生管理でしょう?
予想以上です!
さて、この山梨工場は、主力のタピオカドリンクの他、果肉入りドリンクヨーグルトなどを製造・出荷しています。
あのタピオカドリンクがここで!
では行きましょう!
甘い匂いの工場に複雑な製造ラインが姿を現した!
甘い匂いがします! これはなんですか?
乳製品の味かな。原材料が膨大にあります。原料メーカーや素材は各メーカーごとに違います。
なるほど。この袋が写真に写ってはいけない!
ここは涼しいですね!寒い!
これはタピオカドリンクのブラックタピオカです。
あのタピオカがこんなに大量に! 写真で伝えたい!
安曇野食品工房のブラックタピオカは独自のもちもち食感が特徴です。ショップのタピオカドリンクは時間が経つともちもちがなくなってしまいます。それを独自技術で、お客様の元に届くまでもちもちの美味しさをキープしています。
当たり前のように飲んでいたのに。一粒一粒が努力の結晶なんですね。
天井に張り巡らされた配管でドリンクが移送される! 人に触れることがない!!
手を触れずに移動できる自動カーテンが至る所に……。
素材が企業秘密なのはなんとなくイメージできますが、生産ラインも撮影禁止の理由はなんですか?
同業者が見ると、独自の製造方法や製造量がわかります。安曇野食品工房のチルドドリンクは“食べる”と“飲む”両方の魅力を持ったドリンクです。液体に固形物を混ぜた商品を製造する技術は簡単ではありません。なので、製造ラインも秘密なんです。
確かに、今までは単純に混ぜ合わせた物と思っていましたが、精密な機械の動きと繊細な工程に驚きました。
特にタピオカドリンクは全国のコンビニ、スーパーで扱われる弊社の最大の看板商品。どんなメーカーも秘密がたくさんあるんですよ。
美味しいものを作るために、知らないところで努力しているんですね。
オーダーメイドの生産ライン。機械、工業に近い仕事もありそう。
パッケージングされた商品が出てきた!
商品が出来上がってきました。この後、異物混入やパッケージの破損など何重ものチェックをします。
機械を使ったチェックの他、目視でも確認していますね。
商品の安全性は最重要
工場は何時間稼働しているんですか?
繁忙期は24時間稼働しています。
24時間このスピードで生産されるものが全国で売れるのは想像を超えます!
圧倒されます! 感動しました。
ここはミルクティーに使う紅茶を自家抽出する機械です。タピオカに最も合うミルクティー用の茶葉を研究し、最適な濃さに煮出す自慢の工程です。
抽出済みの紅茶を仕入れた方が安上がりでは?
そうですが、「安曇野食品工房独自の味・特徴」を出すため、自家抽出にこだわっています。飲料メーカーでも自家抽出の機械を持つところは少ないんですよ。
すごいこだわり! それが強みなんですね。
美味しいもの、他社にないものを作り続けることが大切ですね。
梱包された商品は、クレーンで優しく扱っている……。
全国で“美味しい笑顔”を作ってね!
先輩社員にインタビュー!
みなさん、工場見学はいかがでしたか?
想像以上にシステマチックな中、自家抽出など手作りのこだわりも見られて驚くことばかりでした。
厳重な衛生管理も想像以上でした。
弊社の商品を飲んだり食べたことはありますか?
もちろん。タピオカドリンクは周りもみんな飲んでいます! 流行ってますしね。
商品は知っていても、安曇野食品工房という社名は知りませんでした。
人事課課長 水戸さん
EMIAL(エミアル)というブランド名で打ち出しているので、社名よりEMIALロゴの方が有名かもしれませんね。
では会社についてお話したいと思います。
チルド飲料。デザート売り場でおなじみ!
安曇野食品工房株式会社は丸大食品100%出資の子会社です。飲料、ヨーグルト作りにおける、固形物を混ぜる技術を活かしたチルドデザート、デザート飲料をメインに成長を続けています。
それが“食べる”と“飲む”の中間のドリンクなんですね。
そうです。
う〜ん!おいしい!
今日は「製造ライン管理」「品質保証」「商品開発」を担当する3名の先輩社員がみなさんの質問にお答えします。
左から、生産管理課・栗原さん、品質保証室・佐野さん、商品開発研究所・桑原さん
よろしくお願いします!
舌を研ぎすませて新たな味を作る
商品開発の仕事って人気がありそうですね。具体的にどんな仕事なんですか?
イメージよりは堅い部分もあるかもしれません。新商品は営業やマーケティング担当が流行や統計を綿密にリサーチし、「次はこんな商品で」と企画案が降りてきます。それをいろいろな意見、試作品のやりとりをしながら形にするのが私たちの仕事です。
どんな学部出身者が多いですか?
化学系、農業系、栄養系が多いですね。
試作や試食を重ねて商品化すると思うのですが、味覚って個人差がありますよね?
そうですね。なので正しい味覚を養うために、五味(甘み、旨味、苦み、酸味、塩味)感じる舌を育てる訓練は欠かせません。試食での個人の好みと官能検査は別のものなのです。あくまで客観的な判断を行ないます。
これは甘みに爽やかな酸味かな?
マーケティング部や営業部の人がアイディアやトレンドを研究し、それを自分の舌を活かして形にするんですね。
そうですね。現在の消費者の好みにアンテナを張ることは重要です。
商品、流通の安心を支える
工場見学をして、想像以上の安全管理に驚きました。製造管理はあの巨大なラインを扱うんですよね?
製造管理は製造ラインのトラブルを未然に防ぐ仕事です。大きな故障は設備課が担当しますが、私たちは日々の安定した生産を見守っています。
出荷まで気が抜けない仕事ですね。
生産ラインがストップしてしまうと、流通まで影響を受けてしまいます。日々、ラインの小さな変化を見逃さないことが大切です。また、売れ方を見ながら生産量の調整なども行います。
すごく重要な役目! 大変そうですね。
生産ラインを毎日一番近くで見ているのは、製造の現場の社員やパートさん達です。なにか変わったことはないか、日々のコミュニケーションを大切にしています。機械を相手にしているイメージですが、一番現場に近い仕事なのでやりがいがあります。
それぞれ独自のやりがいがあるんだな!
品質保証室とはどのような仕事ですか?
安定した品質を保つための仕組み作りとその運用を管理することがメインです。
今は食品の安全にナーバスなので気を使いますね。工場でも何重もの商品チェックがありました。
お客様にお届けする商品は会社の顔です。その品質を保証するということは大きな責任があります。それだけに自分自身も成長できる部署だと思っていますね。
みなさんそれぞれ全く違う仕事をしているようで、全ては見学した生産ラインのように繋がっているんですね。
お客様の笑顔のために、安全で美味しい商品を安定して供給する。誰かが欠けても成立しませんよね。
工場見学中も、みなさん笑顔で挨拶してくれて、とても温かい社風を感じました。
雰囲気がいいところでないと美味しいものはできないですよね!
確かに!これから安曇野食品工房さんの商品を食べる時は今日の事を思い出します。 また、食品メーカーの多彩な仕事も知る事ができ、大変勉強になりました。今日はありがとうございました!
ありがとうございます! インタツアーでまた工場見学を行いますので、興味のある方はぜひ連絡してくださいね!
美味しい笑顔でありがとうございました!
今回の取材で学んだ事
★ 企業秘密とは企業努力の結果だった
★ 新しい美味しさのためには、製造ラインもオーダーメイド
★ 全ての仕事が連携して商品が店頭に並ぶ
★ 品質には仲間とのコミュニケーションも欠かせない
★ 温かい社風がヒット商品を生む!
今度タピオカ飲んでる友達見つけたら今日の事を語らないと。
俺は企業秘密を見たんだよ! ってね
関連記事
-
- 【Vol.01】「笑みある(EMIAL)」のはタピオカドリンクだけじゃなく、社員さんもだった件【社長登場】【オフィスの様子も見れるよ】
- インタビュー中であることを忘れるくらい? のっけからシアワセな気分になってしまいました。私をいま、笑みでいっぱいにしてくれたのはコレです。