記者本日は貴重なお時間を頂戴しありがとうございます。さっそくですが、おふたりのこれまでのお仕事内容を教えていただけますでしょうか？

五代では私から。私は2009年入社で、最初の3年間はグループ会社の一つである三菱地所プロパティマネジメントに出向し、都内の大型オフィスビルの運営管理を担当し、でテナントさんとの賃貸条件の交渉や日常のビルに関連するサービスの提供などをしていました。その後、2012年に三菱地所に戻り、プロパティマネジメントを統括する業務や開発プロジェクトの管理面からのサポート等の業務に携わりました。そして、2014年からは丸の内エリアの当社所有ビルの収支管理などを行う仕事をしていました。その間に、社内の海外トレーニー制度を利用して半年間ロンドンでの研修を経験し、今年度から欧米事業部にて欧州事業を担当しています。

山村私は2011年入社で、最初の4年間は五代さんと同じく三菱地所プロパティマネジメント（2011年当時は三菱地所ビルマネジメント、2014年に合併）に出向していました。東京ビルを担当し、入居テナントさんの対応やビルの運営管理に携わっていました。2015年にビル営業部へ異動になり、今はオフィスのリーシングを担当し、丸の内エリアを中心に空室が出た物件や新規開発物件の営業、簡単に言うと、新規入居者を探す仕事をしています。

記者五代さんは海外トレーニー制度を利用されていたということですが、どんなプログラムなのでしょうか？

五代派遣先はニューヨークとロンドン、上海があって、私はロンドンに行ったんですけど、当社の現地法人である三菱地所ロンドン社での仕事を中心に、語学研修のほか、現地のディベロッパーやプロパティマネジメント会社、仲介会社などの不動産関連企業でのインターンや大学院での不動産関連の社会人向けパートタイムコースの受講など多くのプログラムを経験しました。現地では様々な人々との出会いがあり、とても充実した日々を送ることができました。

記者盛りだくさんですね！

記者ほかに留学制度もあると聞いていますが、その違いを教えていただけますか？

五代留学制度の場合、何を学びたいか自体を自分で決め、それを実現できる大学なり研究機関なりを見つけて、日常の仕事をしながら受験勉強する必要があります。

椋木留学と聞くと提携している大学があって、その大学に送り込むイメージかもしれないですが、そうではなくて自分で留学先を探して受験する必要があります。

記者ハードル高そうですね…。

五代やはり留学はすごくお金がかかるので、社費で行く以上、学んだことをいかに会社のためにフィードバックできるか、まずは会社側に納得してもらわないといけません。それをクリアして初めて希望する留学先を受験できるというわけです。

記者応募資格は何年か働いて評価されるといただけるのですか？

椋木そうですね。勤続年数も含め、一定の要件をクリアする必要があります。

記者会社にお墨付きをもらってから受け入れ先を探すのですね？

椋木そうです。派遣者が決まってから、会社として支援をして留学先を決めてもらいます。

記者なるほど。ありがとうございます。

記者約半数の方がグループ会社へ出向されていると伺いました。五代さん、山村さんもはじめは出向されていて。出向から三菱地所本体に戻る際の業務というのは、それまでやっていた仕事とつながりのある業務なのでしょうか？それともまったく別の仕事になるのですか？

五代人によっても様々ですが、個人的には、入社後1部署目から2部署目に異動する際は業務の関わりがある部署になるケースが多い気がします。私も三菱地所プロパティマネジメントから、プロパティマネジメント業務を統括しているビル管理企画部に異動になりましたし。

山村私も三菱地所プロパティマネジメントでビルの管理する仕事から、今度はそのビルの営業をする側になったので、仕事の関連性のある異動でしたね。

記者グループ会社の経験は活きるのでしょうか？

五代そうですね。私の場合、実際に現場で建物に触れて、直接お客様とやりとりをしてという仕事を経験した後に、その後の部署で建物の収支管理を担当しましたが、積み上がった数字が実際には何から構成されていて、何を意味しているのか具体のイメージを持てたのは、現場での経験のおかげだと思います。非常に良い経験でした。

山村私も、日々現場でビルがどの様に稼働しているのかを肌で感じ、お客様と直接の接点を持てる仕事を経験させてもらったので、今の営業の仕事でも入居頂いた後のことも含めてお客様に物件の魅力をお伝えすることが出来、正に現場での経験が活きているなと感じています。

記者三菱地所から出向でグループ会社に行っている人と、そのグループ会社で採用された人では、仕事の違いはあるのでしょうか？

椋木特に違いはありません。出向も社内の部署異動と同じ感覚です。

記者異動の希望は出せるのですか？

椋木毎年人事面談という制度があり、今の仕事の状況や、今後のキャリアイメージについて面談します。その際に本人の希望についても確認します。異動の際にはそうしたことも一定程度考慮されます。

五代ご配慮いただきありがとうございます（笑）。

椋木五代さんは海外トレーニーにも参加して、やはり海外事業に携わってみたかったのでは？（笑）。

五代そうですね。将来的に海外事業に携わりたいということは言っていました。幸い1つ目の異動の時も希望通りでしたし。

山村私も希望通りでしたね。現場でお客様と直接接しながら、日々ビルがどうやって運営されているのを勉強したかったので、プロパティマネジメント業務を希望していました。実は初めは商業施設の運営管理をやってみたいと思っていたんですけど、オフィスの運営管理の方に配属されて、オフィスの面白さに目覚めて。