株式会社メトロ アド エージェンシー×学セン学生記者 【メトロ アド エージェンシー】東京の大動脈!“東京メトロ”の広告会社で充実の2daysインターンシップに参加した!
都心を中心に郊外まで延びる沿線に179駅を持ち、1日平均758万人(2018年度)の通勤、生活の大動脈“東京メトロ”。電車内、駅構内には様々な広告があるのを知っているだろう。その全てを担うのが、今回インターンシップに参加する東京メトロ100%出資の広告会社“メトロ アド エージェンシー”だ。
いわゆるマスコミ業界に属するが、一体どんな仕事があり、どんな社員がどんな想いで働いているのだろう。広告といえば華やかな業界に見えるが、そこにどんな企業努力があるのか。
なんと今回は2日間のインターンシップのワークを通して、会社のこと、仕事のことを全体的に知る事ができるという!がんばれ学生諸君!
さて、今回のインターンシップの意気込みや考えは?
インターンシップは3社目です。まだ、志望業界が絞り切れていないけど、企画に携わる仕事を希望しています。広告ってオシャレなイメージがありますね。どんな社員さんがいるんだろう。
確かにマスコミ業界はキラキラ&熾烈な競争を経た猛者が集うイメージだな。
そうなんです。でも、ここは東京メトロ資本の広告会社という母体の安定さや、企画がどれだけできるのか知りたくて参加しました。
丸二日の充実のインターンシップだ。知りたい事はどんどん質問して就活に活かそう!
多彩な事業と魅力を発見する二日間が開幕!
今回は社員さんが二日に渡り5名も登場して話をしてくれるらしい。
いろんな職種や社風を知ることができますね!
さらにグループワークには各グループにひとりずつ若手社員の方が付いてくださるので、より質問しやすい内容になっているね!
振り分けられたグループも早速和気あいあいとしてほっとしました!
一日目の社員の方のお話と、会社概要をまず紹介しよう!まずは人事の竹山さんから会社の全体像を聞こう!
メトロ アド エージェンシーは東京メトロの100%出資の広告会社として2007年に設立されました。
いわゆる「広告代理店」として、戦略立案から、マスメディア、OOH、WEB、ターゲットメディアのプランニングまで、あらゆる領域のコミュニケーションをプロデュースしています。
また、「ハウスエージェンシー」として、東京メトロのマーケティング・コミュニケーションにおける課題解決をしています。
最後に「媒体社」として、東京メトロの交通メディアの商品企画、販売管理を行っています。
広告メディアを扱う点では広告業界に位置づけられますが、中身はいわゆる「メーカー」と同じです。
東京メトロの広告枠を販売しているイメージでしたが、いわゆる「広告代理店」機能もあるんですね。
そうですね。ただ、一般的な「広告代理店」に持つイメージとは異なる多様な業務、職種があります。それが「ハウスエージェンシー」としての機能ですね。東京メトロをクライアントとしますが、グループ全体の企業価値向上という視点に立つと、一心同体という感じでしょうか。
一般的な「広告会社」とは少し異なるのですね。
所属部署の立場、業務によって、クライアントが広告主企業様だったり、東京メトロだったり、広告代理店だったりするイメージです。非常に多彩な業務があることが魅力だと思います。
広告からいかにして消費に繫ぐ、ことしか目線がなかったです。ワークショップでは課題に応じた「目線」を見極めないといけないですね。
さっそくですが、今回は2日間に2つの課題をグループごとに考えていただきます!
どきどき
1日目「東京メトロメディア媒体価値向上施策」 つまり、媒体がどのような価値を提供できればお買い上げいただけるか。出稿クライアントがターゲットだ!
これは難問です!本日の全体の目的は「媒体社を知る」です。媒体とはなにか、どんな仕事なのかをワークを通して考え、気付きを得てください。その後、具体的な媒体価値向上施策をご考案ください。
つまり、「こういう広告やイベントができる媒体であれば、クライアントは出稿するだろう」ということですか?
そうですね。広告やイベントに限った話ではないので、幅広く考えていただいて結構です。
「媒体社」という言葉はあまり聞かないです。どんな仕事なんだろう。
東京メトロという社会的インフラの媒体社として、雑誌やCMとは全く違う目線があります。それを知ってもらうために、まずは若手社員と一緒に東京メトロに実際乗ってその目でその「媒体」を見てきてください!
東京メトロ24時間券を貰った彼らは相談の結果、「乗降客が多い渋谷駅」、「流行の発信地・表参道駅」を見学することに決定した!
電車内にて・・・
乗っていきなり広告!広告!ですね!これらを作っているんですか?
当社が企画提案したり、他の広告代理店を通した依頼などを通して、多くの人が関わって作り上げているんですよ。
一見さりげないホームドア脇のステッカー広告も、人の目線を考えて掲出しているんですよ。
行動学的な! でも広告は「見てもらう」ことが第一ステップですよね。
さっそく気付きを得ながら、表参道駅に到着。お、これは。。。。
駅ジャック並の広告ですね!凄く目立ちます。
こちらは駅構内にショップを構える化粧品会社様です。表参道の乗降客、観光客の性別や年齢をリサーチして広告を作り上げるんですよ。
リサーチあってこそなんですか?
そうですね。電車内にあるモニターの動画広告も通勤ラッシュの時間はターゲットを絞って流すことができます。リサーチは広告には欠かせないプロセスです。そういう目線で駅広告を見ると気付きもたくさんあると思いますよ!
「媒体」とは単なるポスター掲出や動画配信だけではない。動く電車、人が動く駅にはパッと目を引くことが必須だ。だから立体や光、大きさ、動きなど「人の目に止まる」施策が必要なんだ。
社会インフラとしての役割
こちらを見てください。交通インフラは利用される人の安心、安全が何より優先されます。この点字ブロックの周りに人が集まってしまう広告を出したり、通学・通勤の人の邪魔になるイベントも避けないといけません。
広告媒体を見てくれればいいというだけでない社会的立場があるんですね。
一体どんな「施策」を企画するか!
それぞれのグループが実際に現地を見て得た学びをもとに、施策を考える時間だ。たっぷりブレストをして自信を持って発表しよう! 今回は、媒体社として「媒体がどのような価値を提供できればお買い上げいただけるか」が肝心だぞ。
まずひとりひとりが思案してから話し合うグループ、どんどんブレストでボードに意見を書き込むグループ。方法はそれぞれだ。
私たちは、地下鉄特有の閉鎖空間に注目してさまざまなベクトルで意見をまとめることにしました!
3時間のワーク中、かなりの苦戦の様子が伺えるが、最初は散らばっていた意見やアイディアがだんだんとひとつの解に向けて集約して行く様子がよくわかるぞ!
役割や時間配分を考えたけど時間がたりない!!!
タイムキーパーが欠けていたな。明日に生かそう!
グループワークの結果はいかに!
各グループ共に緊張とともに、仲間との連帯感がでてきたのを感じる。発表する姿は感動だ。
4グループは以下のように「東京メトロメディア媒体価値の向上施策」を提案したぞ!
「ストーリーで伝える広告」
・ 新商品のアイスを想定
・ ターゲットは若い独身女性。住む場所(ベッドタウン)、働く場所(都心)が集中する駅に連動する広告を展開
・ 地下鉄車内でSNSへの動員広告も打ち、インフルエンサーの口コミも狙う!
「あなたの日常に輝きを」
・ 地下鉄駅構内の閉鎖性を逆に利用し、光を活かした広告を展開
・ 壁、床など三次元的に光を用いた演出をし、「無意識のうちに広告の中にいる体験」へ導く
「東京メトロ利用者の特性に着目」
・ 実地見学で、同じ会社の広告が多いと気付き、それをもっと楽しい広告へ!
・ 企業商品の人気選挙などQRを用いて参加型イベントを展開
「ライブラリートレイン」
・ 活字離れにストップ!車内文庫はもちろん、車内の映像広告におススメの本などの広告を流す。
・ 出版社、新聞社の問題解決へ!
プロ目線のフィードバックは!?
媒体社として、ターゲット目線をしっかり意識した内容になっていますね。我々もアイデア出しには膨大なリサーチと時間を費やすのにこの短時間でよくまとまったと思います。
乗降客の居住地以外に時間帯などの分析、また、「出稿クライアントへ確実な効果をあげること」が求められるのが広告です。
楽しい、珍しいだけではいけないですね。
広告出稿は膨大なお金と人が動きます。その中でもインフラという枠の中でワクワクするものを作る。それがこの仕事の醍醐味ですね。
さまざまなアイデアが出たな! アイデアをアウトプットするにはインプットが大事。実際に社員の方々と地下鉄に乗り、駅を歩いた価値があったようだ。 今日はどうだった?
企画の時間配分に大きなミスがでてしまいました。日頃からアンテナを張っておかないと、なかなか企画・アイデアに辿りつけないということを実感しました。
どのグループもギリギリだったな。
意見が最後まで集約できない部分があったから明日に活かしたいです。
フィードバックについてはどう感じただろう?
想像を超えるリサーチやデータ分析を経て媒体が出来上がっていることがわかりました。社会インフラという側面も一般の広告会社とは全然違うんだなと。
収穫はあったかな?
すごく魅力的な仕事だと感じました! 社員の方も「広告会社ってギラギラしてそう」って思っていましたが、みなさん丁寧で。さすが東京メトロの広告会社の安定感と思いましたね。
2日目に続く…!
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