立見さんここからはみなさんからも気になること、質問をどんどん受け付けたいと思います！

学生記者先ほど、企業の隠れた魅力を引き出すというお話がありましたが、具体的にどうやって引き出すんでしょうか？

春名さん実は、企業様は自社の魅力に気づいていないことが多いんです。難しいことをやっているわけではなくて、気づいたことをお伝えして、それをサービスにしていきます。
そもそも、自社の魅力を外に出していない企業が多すぎる。2年前ぐらいまでは、今みたいな採用サイトを自社で持つなんて考えられなかった。やらなくても人が集まっていたんですね。
インタツアーで企業様の魅力をアウトプットすることも、とても貢献しているんですよ！

学生記者当事者では気づかないことを客観的にみて、それを魅力としてお伝えするということですね。

春名さん求職者が知りたいことがイコール企業様の魅力につながっていることが多いんです。例えば「一日の流れ」の中に魅力がある。私たちはこれをカタログにして、企業には選びやすく、誰でも提案できるようにしました。これが魅力を引き出しやすくする一つの手法ですね。
営業って一言でいうと厳しいと思われがちですが、天職市場の営業は一味違います。こんなに面白いと思わなかった！ という人がたくさんいます。

学生記者営業をするときのターゲットや条件はありますか？

春名さん今はサービスごとのターゲット層を決めています。どのような採用手法を取っているか、どのぐらい広告を使っているかなど、どのぐらい募集をしているか、等の軸で決めています

学生記者ホームページで「地域振興支援活動」というのを見たのですが、どのような活動をされているのでしょうか？

春名さん皆さん「地方創生」という言葉は聞いたことありますか？ 地方創生をやっている部門があって、地方自治体と連携を取って活動をしています。市に企画を持ち込んで、就職を盛り上げましょう！ と提案し、市が公認の採用サイトを創ったり、企業の相談窓口もやったり、その地域における就職をもっと活発化させましょうという取り組みを行っています。

学生記者面白そうですね！ その地方創生というのは、都心の人が地方で就職するのを支援する、ということでしょうか？

春名さんまずは地方の企業の魅力を惹きだすことをコンセプトとして提案しています。そうすると、地元で働こうか迷っている人も「こんな魅力があったんだ！ 就職したい」となりますし、当然IターンやUターンを考えている人も「そんな良い企業があったんだ！」という発見につながります。

学生記者採用支援の提案をしている中で、一番印象に残ったことはありますか？

春名さん大企業の人事の方が、グループ会社に異動されるときに「春名さんと出会って、採用の仕事がこんなに大切でこんなに価値のある仕事だと初めて気づきました」と言ってくださった時は感動しましたね。今までは作業処理的な感じで採用をやっていたようですが、考え方が変わったそうです。
こういったことは今でもモチベーションになっています。いろんなエピソードがありますよ！

学生記者仕事をしている中で大変なことも多いですか？

春名さんそうですね、大変……とは思わないですね。苦痛と思わないというか。そう思っている暇もないというか。強いて言えば今成長期なので、社内の人員の体制を整えるのが優先課題ですかね。

学生記者他の会社の採用支援をしている企業だと、自社自体の採用に関するイメージってもたれないかもしれないと思ったのですが、自社をPRするために何か取り組んでいることはありますか？

春名さん天職市場の事業としていろいろなサイトを立ち上げているので、自社の採用に向けてでもそういったルートやノウハウは多く活かせているかなと思いますね。

学生記者今後AIを活用していく予定や展望はありますか？

春名さん一つは、「チャットボットの活用」です。皆さんも利用しますかね？

学生記者なんとなく知っているぐらいですね……

春名さんたとえば、サイト上でLINEの画面みたいなものが開いて、そこで質問や相談ができるんですよ。（例となるサイトを見せる）

学生記者へぇ！ すごい！！

春名さんこういうのって面白いよね。これを、企業様の採用サイトにつけるべく研究と設計をしています。そうすることで、より仕事探しがしやすくなりミスマッチも減りますよね。

学生記者AI搭載の採用サイトって、見たくなります！！

学生記者2017年度の売上が、前年に比べてすごく上がっているのですが、何か理由があるんでしょうか？

春名さんこれはサービスの骨子が固まってきたこと、計画してきたものが花開いたこと、営業メンバーが力を付けてきたことなどが挙げられます。

学生記者3年前とかから骨組みをつくってきたものに、筋肉がついたということなんですね！

春名さん人材系やウェブ系の業界に少し興味があるな、という人はいると思うけど、新規事業はちゃんとした構想がないと難しいところもあります。この業界はどう、とかっていう目線や、社員がそこに対してどう考えているか、という目線を持つとインタツアーもさらに面白くなると思いますよ。肩の力を抜いて「こうしないといけない」じゃなくて、自分が興味を持ったものという目線で見てみてください。

学生記者新卒で入社したら、どのように仕事を覚えていくんでしょうか？

春名さん最初はサービスの1つをiPadで説明できるものがあるので、そこからやってもらっています。プレゼンの力を磨いてもらって、企業様へ案内いただきます。実際に取引が始まれば、どういう表現をすると良いですよ、とかどういう写真を載せると良いですよ、というアドバイスやコンサルティングを行います。
1年目でも毎日3件とか企業訪問に行ってるんだけど、2年目になると、全国規模の企業様のサポートや営業担当者のフォローをしてもらうこともあります。そのような出張に行けるところまで、まずは一人前になってもらうということが大事ですね。出張も、楽しいですよ。

学生記者楽しそうですね！！

春名さん全国の仲間や企業担当者と会えることもやりがいの一つです。毎朝全国をテレビ会議でつないで朝礼をしているのですが、そういった横のつながりも強いですね。

学生記者泊まりのこともあるんですか？

春名さんみんな興味あるんだね！！(笑)　もちろん場所によって泊まりになることもあるし、日帰りの場合もあります。立見さんも昨日は出張だったよね？

立見さんはい！ 昨日は群馬で、他にも仙台や宇都宮や……いろんな地域に行かせてもらってますね。

学生記者すごい！！ 良いですね！！！

春名さんもちろん遊びに行くわけじゃないよ(笑)　仕事の時間中はしっかりやって、その後はその土地を仲間と楽しむ、ということもできる。結構憧れの社会人像だったりするよね。

学生記者何か社員のモチベーションを上げるために工夫されている取り組みはありますか？

春名さんたとえば、先ほどテレビ会議で全店をつなぐとお話しましたが、企業様にお電話をするテレアポについても日時を決めて、全店をつないで一斉にキャンペーンとしてやることがあります。大会として一斉にやることで、仲間と大変さややりがいを共有できたり、成果を出せた人をきちんと表彰することでさらなるモチベーションアップにつながったりしています。個人事業主だとできない、つながりの強さですね。
自分の中に信念を持っていれば、きついと思われる仕事でも逆に成長と捉えられますし、やらされ感だと「きつい」と思うことでも、自分の希望としてやりたい仕事としてやるなら感謝に変わります。

学生記者人材業界にはたくさんの企業があると思うのですが、他社と比べての強みは何でしょうか？

春名さん強みはたくさんあるのですが、なんと言っても多角的な事業を複合で提案できること、横のつながりを活かして1+1＝2でなく10以上にしていく力があること。つながりを作っていく仕組みの強さと、そこからくる社員同士の仲の良さが言えますね。
個人ノルマでガリガリやっているような会社もありますが、当社はチーム制でやっているところも魅力のひとつではないでしょうか。

学生記者チーム制って素敵ですね！ 社内の雰囲気はどんな感じでしょうか？

春名さんそうですね…たとえば仕事帰りにみんなで野球観戦行きませんか！？ とか、そんな企画も若手ベテラン関係なく立ち上がったりします(笑)　こうした雰囲気が、仕事を進める上でも相談のしやすさや、共通の目標に向かっていく力になっているのだと思います。 あとは……元気な女性社員が多いですね。声が大きい人が多い(笑)

学生記者男女関係なく活躍できそうですね！！

春名さんやっぱり女性も働きやすい職場というのが、会社全体としての働きやすさも表していると思いますね。そういった環境づくりはかなり力を入れていますよ！！

おわりに

学生記者これから就職活動を控えている私たち学生に、アドバイスをいただけますでしょうか。

春名さんそうですね、やはり考え方としては自分で口にする言葉から「～しないといけない」という言い方を「～したい」に無理やりにでも変えること。
あとは今やってもらっているインタツアーや学生就業支援センターの取り組みをどんどん活用してもらえればと思います！ 自分からやりたいことを「取りに行く」こと。それが大事です！ 楽しんでやれば、3年生・4年生の期間はとても充実したものになること間違いなしです！

学生記者ありがとうございます！！ 楽しんで、自分のためにたくさん動きます！